糖尿病の恐ろしいところは糖尿病が元で起きる合併症で、その一つに糖尿病性腎症というものがあります。これは3大合併症の一つで、糖尿病になった頃から進行するのですが、初期の自覚症状はありません。
糖尿病の発症から約10年が経過した頃、血糖値のコントロールが悪くて高血糖が続いていると、腎臓の毛細血管に不具合(動脈硬化や濾過機能の低下)が生じてきます。
その結果、持続性のタンパク尿(尿に一定量以上のタンパク質が含まれている状態)が現れてきます。
それがもっと進行するとネフローゼ、つまり腎症が起きて、全身がむくんだり高血圧になったりします。そのまま放って置くと腎臓の機能不全の為、尿毒症(血液中に尿として排出されるべき成分が蓄積されて起こる中毒症状)になってしまい、人工透析が必要となってきます。
糖尿病性腎症の食事の配慮は、腎症の時期によって変わってきます。
しかし基本は、腎臓に負担を掛けない為の低タンパクな食事です。初期の軽度な腎障害の場合は、タンパク質の過剰摂取に気を付けます。尿毒症の時期はタンパク質の制限をもっと厳しくして、塩分も意識して控えます。
糖尿病性腎症の食事のポイントを挙げるとすれば、以下の3つです。
『低タンパクを中心とした食事』
『過不足のないカロリーの摂取』
『塩分の摂取制限』
この3つを基本とした食事を心掛けようとすると、食事の内容が大分限られてくると思います。
やはり、糖尿病性腎症にならないこと、その前には糖尿病にならないことが一番ですね。
日頃から、健康を心掛けることが大事なのでしょう。

