糖尿病とは食事により体内に取り入れた栄養が正しく利用されず、その結果として、血中の血糖値が高くなる病です。
糖尿病の原因は、すい臓から分泌される血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌が不足、また機能が脆弱、血糖値の上昇に対する分泌の反応が遅い等の機能低下によるもの……(2型糖尿病) と、インスリンを分泌する膵臓の細胞そのものが破壊されインスリンを供給できなくなるもの……(1型糖尿病)の2種類があります。
日本における糖尿病の多くは、この2型糖尿病であり、インスリンを分泌する機能そのものが失われているわけではありません。ですから、血糖値が上昇する原因である食事を調整することにより、上手く血糖値の上昇をコントロールする食事療法が取られることが多いのです。
糖尿病を患う者の多くがこの2型糖尿病である為、“糖尿病=食事療法”というイメージが広がっているが、糖尿病の治療法はこれが全てではありません。
インスリンを分泌するすい臓の細胞そのものが破壊され、インスリンを分泌することができない1型糖尿病を患う方にとっては、この食事療法では対処できないからです。
1型糖尿病で重要なことは、インスリンの投与です。
食事をする以上、血糖値は上昇するものであり、それに対応する機能が作用していない1型糖尿病の場合、血糖値の上昇に対応するように、インスリンを投与して血糖値をコントロールすることが不可欠です。
ですから、1型糖尿病の場合、食事療法で治療するというレベルの話ではない、ということです。

